2011年の夏に15回目となる英国写生旅行をしてクロイドン、ロンドン、セント・アンドリュース、イーリー、エディンバラ、グラスゴー、アラン島、ベルファースト、ジャイアント・コーズウェイ、バンゴー、コンウィー、ベツィッシ・コウ・イッド、ドルドゥウィン、テンターデン、再びロンドンをめぐりながら、101枚の絵を描いてきました。来年3月の定年退職後にはフルタイムの画家になり、5月22日に英国に行くつもりです。
2週間前東北地方が恐ろしい災害に教われました。大地震、津波、そして原子炉の重大事故が次々と起こりました。福島第一原子力発電所は白煙を吐き続け、放射性物質を漏洩しています。妻はこの状況では国を離れることができないと、この旅行を取りやめたのですが私はすべてを毎年恒例となっているバリへの逃避行に賭けました。私の見た目では心なしか成田空港は混雑が少ないようでした。
ヒースロー空港の入国審査には長い列がありませんでした。しかしその後2時間も列に並びバスを待たなければなりませんでした。クリスマスのため、鉄道も地下鉄も止まっており、ただひとつパディントン駅まで運行しているバスに大勢の人々が押し寄せていました。この長い移動日の4食目となる夕飯をアルワハと呼ばれるレバノン・レストランでとりました。英国で最初の食事の絵を描くに当たってボールペンのインクが切れていたので輪郭を描くことができずに色を載せただけでした。
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