ラーウィク
私は空腹でした。というのも絵を描くのに長い時間を使い昼食を取りそこなったからです。ラーウィックにはレストランがわずかしかありません。モトリーズ・ビストロは私が発見した唯一のレストランでした。6時から夕食の営業開始ということだったので、6時丁度に店に入りました。そこにはしばらくの間私一人しか客がいませんでした。値段はパブより高く、味はどうということもありませんでした。その深夜おかしな事件がおきました。誰かがノックすると同時に私のベッドにもぐりこんできました。私は「お前の場所じゃないよ」と彼を突付きました。彼はごめんごめんといいながら飛び出していきました。私は死ぬほど恐ろしい思いをしました。翌朝私は部屋を空けなければなりませんでした。“エルマのB&B”の女主人エルマはとても親切で私を次の宿, B&Bブレイヴィューに送ってくれて、そこで荷物を置くと今度は、サンバラへの時間を確認するためバス停に寄ってくれて、最後に博物館まで送り届けてくれました。そこでは地元の画家の展覧会をやっていて、彼のボートの絵に触発され私も外の舟溜まりに係留されていた船を描きました。