"スコットランドの車窓"

その次の夜にインバネスからロンドン・ユーストン駅まで寝台列車に乗るつもりでいましたが、ルーカス駅では夜行列車の寝台を予約することができませんでした。昨年も同様に予約できませんでした。コンピュータがダウンしていたのが原因でした。今年はダンディー駅で乗り換えのために30分ほど余裕がありました。切符窓口には完璧な日本語を話す若い女性の発券係りがいました。そして私は寝台を予約できました。彼女は大阪で日本人の母とノルウェー人の父との間に生まれ育ったとのことでした。スコットランドの車窓は日本と全く違います。そこには木に覆われた険しい山などなく、代わりに低木と草の間にはわずかの家屋があり、丘の上には風力発電の風車がたくさん建てられています。

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