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"ヒースローのブリッジ、パブで最後に考えたこと"
このペインティングホリデーでククーブリーに4泊しました。そこにはブロウトン・ハウスがあります。有名な芸術家たちの一派"グラスゴー・ボーイズ"の主要メンバーの一人E.A.ホーネルに購入されました。後にアトリエとギャラリーが増築され、そして日本を意識した庭が造園されました。ホーネルはほぼ100年前に一年半の間日本を訪れています。もしも私のイギリス滞在を積算すれば合計で1年以上となるでしょう。2010年以来この町を再訪した理由は、何がホーネルを日本へと誘引したのか、そして、もしも彼が何か報われたのであればそれが何であったかを発見したかったからです。
私は受付の女性(たぶん学芸員でもあるのでしょう)にそのことを質問しました。彼女によるとその当時多くの人々が、特に若い芸術家は日本に行きたくてたまらなかったようで、そして20代後半のホーネルは建設業関係の裕福な日本の篤志家の援助をうけたとのことです。彼は日本の文化を体験して、描いた沢山の絵をスコットランドに持ち帰り展覧会を開き大成功を納めたそうです。私が想像した通り彼は困ったり、心地よくない思いもしたようです。例えば肉料理を恋しくなったとかの、、、。
要約すれば私は人生の最期までしっかり絵を描き、さらさらと筆を走らせ、ぺらぺらと英語を話そうと決意を新たにしました。しかし今この段階にあっても、まだまだ不完全であるのですが。
私の目標は英国中を旅して描くことです。と同時に私がイギリスで楽しみを見出したペインティングホリデーを興味ある日本の人々に紹介していくことです。
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